「うなぎ ほさかや」自由が丘
自由が丘で「うなぎ」を肴に一杯呑む ‐呑log-
晩酌はするけど、一人で飲みに行かない人は、男性でも結構いるらしい。
職場の若手も「じゃぁ逆に~なんで一人でいくんスか?」とか言っている。
池波正太郎を片手に、手元には酒と肴。適度な喧噪に包まれている…あの幸せを知らないなんて…あぁもったいない生き方だとオジサンには嘆かわしい限りである。
あと東野圭吾でも良いと思う。
…でも「うなぎ」にはやはり『剣客商売』がよく似合うんだと思う。
ほさかや
店内はコの字カウンターがど~ん。
壁には紙のメニューが掛ってて昭和の大衆酒場という雰囲気の店内。
10数人座れば満席のカウンター席のみだけに、いつでも混雑しているけれど、一人でふらっと行くと意外とすぐに座れたりもする。大勢でどかどか行くような店ではなく、手酌がよく似合う。たいていの手酌組は長っ尻しないもので、回転もよいからだろう。
メニューは「うなぎ」のオンパレード。
鰻屋だから、まぁ当然。
- からくり焼き350円
- きも焼き 300円
- ひれ焼き 300円
- かしら焼き 300円
- 清酒上撰 400円 × 2杯
蒲焼は確か1500円。ただ夜は丼もお重もない。
呑兵衛相手の商売だから、夜はご飯を炊かないらしい。どうしても丼にしたいなら、ちょい先の松屋でライスをテイクアウトしておいで…という驚愕のシステムを採用している。
文庫本片手にぱぱっと食べて、くいくいっと呑んで、ささっと帰る。
いつも、このほろよい加減が心地よい。