やきとり「ほがらか」相模大野
相模大野でせんほろ気分 -呑log-
夏が暑いと個人消費が上がる。第一生命経済研究所の試算によると夏の平均気温が+1℃で、日本の個人消費を4333億円押し上る効果があるらしい。
たしかに茹だる暑さが続くと財布の英世がキンキンに冷えたビールへとどんどん化けていくような…。
8月末になって、ようやく思い出したかのような暑さで、ついつい、ふらふらと徘徊中年の分かりやすい経済行動。
「ほがらか」
駅から伊勢丹へ抜けるアーケードの中程に、赤ちょうちんとオレンジの幟を掲げる店がある。相模においては異彩を放つアルビレックス新潟のオレンジ。
看板には「飲んでほがらか、旨くてほがらか、安くてほがらか」。
地下の狭い店内は、真ん中にでーんと大きなテーブル。これが一人客用のカウンター席がわり。取り囲むように数卓のテーブル席。大抵みっしりと客が詰まっている。
・お通し(えだまめ) 100円
・やきとり盛り合わせ(5本) 300円
・揚げなす 200円
・ホッピーセット 380円
・ホッピー中 200円
・緑川 390円
そう最近、ホッピーを覚える。今更ながら…。
ホッピーセット→中追加→日本酒という流れ。
ちなみに新潟銘酒 久保田、越乃寒梅、〆張鶴等々…どれも390円。
そして、やきとりも1本60円~。ただし注文は2回まで(時々1回)。
この追加注文制限システムは、ちょいちょい注意されているお客を見かけるので、結構徹底されているようだ(やきとりの注文にも計画性が求めれている)。小さな店内は3-4人の店員さんが忙しく働き、とくに愛想はない。あまり「ほがらかな」雰囲気ではないが、けして悪くない。
長っ尻せず、ささっと飲んで帰るのが似合う店。
https://retty.me/area/PRE14/ARE28/SUB2803/100000168539/
「炭・土・水 あかつき」熊谷
熊谷で権田酒造「直実」を嗜む -呑log-
恵比寿から湘南新宿ライン高崎行きに乗り込み1時間半。この時は6月終わりだったので…流石の「熊谷」も涼やかな夜風が吹いていた。
関東一祇園「うちわ和祭り」のポスターなどを眺めつつ、駅前ロータリーから路地裏へ。勝手知ったる熊谷も、ここ数年で店がだいぶ入れ替わってしまった。馴染みの串焼きが満席だったので、近くの店を物色しつつ、ぶらぶらと。
「炭・土・水 あかつき」
古民家を思わせる炉端焼きのお店。最近、オープンした店だが、古材を使っているのか空間の演出が上手い。焼き場の若者らがテキパキと動いてる様子が小気味良いリズムを醸し出している。確認してはいないが奥に座敷もありそうだ。
小松菜ハイボール…。不味い。
それはともかく久々の「直実(なおざね)」。
グラスと共に粗塩が供される。しっかりとした味に主張のある酒で、特に冷で飲むときは、肴を選ぶ。肴に迷うところであったが、これはいい。塩を嘗めつつ酒を呑む。
そして炉端がメインなのだが、焼き物を頼まず。。。
近頃、北関東での新規開業飲食店では、
- 体育会系的な雇用関係
- onlyone・地元愛
- メニューに経営者の写真or似顔絵
この3点セットをよく見かける。流行なのだろうか?
「うなぎ ほさかや」自由が丘
自由が丘で「うなぎ」を肴に一杯呑む ‐呑log-
晩酌はするけど、一人で飲みに行かない人は、男性でも結構いるらしい。
職場の若手も「じゃぁ逆に~なんで一人でいくんスか?」とか言っている。
池波正太郎を片手に、手元には酒と肴。適度な喧噪に包まれている…あの幸せを知らないなんて…あぁもったいない生き方だとオジサンには嘆かわしい限りである。
あと東野圭吾でも良いと思う。
…でも「うなぎ」にはやはり『剣客商売』がよく似合うんだと思う。
ほさかや
店内はコの字カウンターがど~ん。
壁には紙のメニューが掛ってて昭和の大衆酒場という雰囲気の店内。
10数人座れば満席のカウンター席のみだけに、いつでも混雑しているけれど、一人でふらっと行くと意外とすぐに座れたりもする。大勢でどかどか行くような店ではなく、手酌がよく似合う。たいていの手酌組は長っ尻しないもので、回転もよいからだろう。
メニューは「うなぎ」のオンパレード。
鰻屋だから、まぁ当然。
- からくり焼き350円
- きも焼き 300円
- ひれ焼き 300円
- かしら焼き 300円
- 清酒上撰 400円 × 2杯
蒲焼は確か1500円。ただ夜は丼もお重もない。
呑兵衛相手の商売だから、夜はご飯を炊かないらしい。どうしても丼にしたいなら、ちょい先の松屋でライスをテイクアウトしておいで…という驚愕のシステムを採用している。
文庫本片手にぱぱっと食べて、くいくいっと呑んで、ささっと帰る。
いつも、このほろよい加減が心地よい。
「二八蕎麦 こまくさ」都立大学
都立大学駅で「蕎麦」をたぐる -飯log-
昼飯を蕎麦にする日は、決まって朝から「蕎麦気分」なことが多い。
目覚めて「あぁ蕎麦だな」と思うアレである。
よりアクティブに蕎麦を求める日ならば、出勤途中の自由が丘で、朝から営業している「そば新」の石臼挽き蕎麦を啜ってくるところだが…中年男子の胃腸では、その思いを受け止められるコンディションの朝は、限りなく少ない。。。
…というわけで昼「蕎麦」。
「二八蕎麦 こまくさ」
店内はインテリアも食器も白基調でシンプル。
メニューもシンプル。
天もり 1,400円(税抜きか税込みは忘れちゃった…)
つるりとしたノド越しと香りを堪能できる二八蕎麦。やはり雑味がなく、好感の持てるシンプルさだ。天ぷらもサラッと揚っていて、特にトウモロコシの天ぷらが甘くて、癖になりそう。
〆にさらさらとした蕎麦湯を頂いて、心地よい満足感。ご馳走様でした。
次は是非、蕎麦と酒、夜の部で。